新型ウイルスの影響で部活のミーティングがオンラインで行われています。テレワークの需要も日々高まり続けています。

iPhoneでコントロールセンターを開き,「画面ミラーリング」を選択して自分のPCを選択します。このとき,Lonely Screenは最大化しておいてください。タスクバーに最小化したり,ウィンドウを小さくするとうまくキャプチャできません。
今回は,iPhoneとPCを使って手軽にバーチャル美少女に変身し,オンラインミーティングに参加する方法を説明します。いわゆるバ美肉ってやつです。
1. 環境
・iPhone 6s (iOS 13.3)
・Windows 10 64bit
2. 使用ソフト
使用するソフトは以下のとおりです。
[iPhone]
・REALITY
アバター作成と顔のキャプチャに使用します。
今回の方法では,REALITYの画面を表示しておくだけです。
[Windows]
・Lonely Screen
iPhoneの映像を取り込みます。有料版と無料版がありますが今回は無料版で大丈夫です。無料版には録画ができない,一定時間ごとに広告が表示されるなどの違いがありますが広告は "Maybe later" をクリックすると閉じます。
・OBS Studio
Lonely Screenで取得した映像と背景をリアルタイムに合成します。
・OBS-VirtualCam
OBS Studioの映像をWebカメラとして出力します。
・お好きな会議ソフト
Webカメラを選べるソフトなら何でも使えます。今回はZoomで説明しますが,LINEビデオ通話,Google Hangouts,Skype for Desktopでの動作を確認しました(UWP版のSkypeでは利用できませんでした)。
以上のソフトが全てインストールされている前提での説明になります。
3. REALITYでアバターを作成する
お好みでアバターを作成します。下記スクリーンショットのように,背景を緑色に設定します。
4.iPhoneの画面をPCに映す

iPhoneでコントロールセンターを開き,「画面ミラーリング」を選択して自分のPCを選択します。このとき,Lonely Screenは最大化しておいてください。タスクバーに最小化したり,ウィンドウを小さくするとうまくキャプチャできません。
⚠iPhoneを別の画面にしないように注意してください。すべて映ってしまいます。
5. OBSの設定
①OBSを起動し,「ソース」の「+」から「画像」を選択し,お好みの背景画像を選びます。
②次に,「ソース」の「+」から「ウィンドウキャプチャ」を選択し,「新規」を押してから「Lonely Screen」のウィンドウを選択します。
⚠このとき,Lonely Screenのウィンドウを必ず最大化してください。また,Lonely Screen有償版の広告が出ますが "Maybe later" をクリックして閉じてください。
③Alt+ドラッグ で枠をトリミングし,ドラッグして場所や大きさを決めます。④「ソース」の「ウィンドウキャプチャ」を右クリックし,「フィルタ」を選択,右下の「+」から「クロマキー」を追加して「色キーの種類」を「緑」にします。
⚠アバターの服などに緑色が含まれていてうまく色が抜けない場合は,REALITY側の背景の色を変更してその色に合わせます。
これで配信画面は完成です。
6. Webカメラの設定
画面上の「ツール」から「VirtualCam」を選択し,"Target Camera" を "OBS-Camera","Buffered Flames" を0にして,"Start" をクリックします。
7. 会議ソフト側の設定
今回はZoomで説明します。Zoomの設定を開き,「ビデオ」タブの「カメラ」を"OBS-VirtualCam"にします。
無料で簡単にバーチャル美少女に変身することができました。今回はiPhoneで説明しましたが,Androidでも画面にミラーリングするソフトを用いれば同じ手順で使用できます。みなさんもぜひお試しください。
この記事を執筆するにあたりこちらの記事を参考にさせていただきました。
※この使用方法は,Reality二次使用ガイドラインの「利用が認められる例>REALITYアプリの自分の画面をPC等にミラーリングし、クロマキー合成等加工した上でYouTube等の外部サービスで公開すること」に基づく使用方法です。











コメント